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知る人ぞ知る名著『伝わる英語表現法』
田中健一 ※「これで英語がペラペラに!」「これを読めばTOEIC●●●点間違いなし!」――こんな広告や売り文句がいたるところで目に飛び込んできます。でも、結局は「どうしたらいいか分かんない!」となりがちです。そしてそんなときこそ、定評のある学習法に立ち返るのが最適です。20...
岩波新書編集部
2021年8月21日読了時間: 10分
30,865


連載 私のコロナ史 第5回 ロックダウンと「自粛」のはざまで
飯島渉 私たちは「起承転結」のどこにいるのか? 今回は、2020年5月中旬から段階的に進められた日本の緊急事態宣言(第1回)の解除前後の状況を書くことにします。 連載の回を重ねる中で、現在進行形の出来事を文章にすることの難しさをあらためて感じています。それは、私たちが「起承...
岩波新書編集部
2021年8月15日読了時間: 30分
2,180


2021年7月の南アフリカ騒乱から歴史をさかのぼる
堀内隆行 ※多数の逮捕者、死者が出るほど大きな騒乱が生じた南アフリカ。直接のきっかけは前大統領の汚職疑惑ですが、ここまで大きな騒乱となった原因はどこにあったのでしょうか。岩波新書『ネルソン・マンデラ――分断を超える現実主義者(リアリスト)』の著者に、問題の起源をマンデラにま...
岩波新書編集部
2021年7月31日読了時間: 10分
2,038

「大学」をめぐる夢の残滓(武田徹)
※ジャーナリストであり、大学教員でもある武田徹さんに吉見俊哉『大学は何処へ 未来への設計』の書評をご寄稿いただきました。 本書に収められていた図が眼を引いた。「学内政治指向」か、否か、「秩序変革指向」か、否かを示す2つの軸を垂直に交差させて4つの象限を作り、大学教授を4パタ...
岩波新書編集部
2021年7月18日読了時間: 12分
2,293


緊急事態宣言下の日本(私のコロナ史 第4回)
飯島渉 ブラウン元英国首相の提言 COVID-19のパンデミックの中で、英国のブラウン元首相は、2020年3月下旬、今回の事態は世界がこれまで経験したことのない危機的なものであるから、一時的に世界政府を組織し対策にあたる必要があると提言しました(The...
岩波新書編集部
2021年6月12日読了時間: 31分
2,104

なぜ東京なのか、誰のため、何のためのオリンピックなのか
吉見俊哉 多くの問題が明らかになりながら、開催予定日が迫りつつある東京オリンピック。いったい、誰のための、何のためのオリンピックなのか。このような視点から平成時代を振り返ると、事態の根の深さが見えてきます。2019年に刊行された吉見俊哉『平成時代』の「おわりに 世界史のなか...
岩波新書編集部
2021年6月2日読了時間: 10分
40,048


なぜヨーロッパでGAFAは嫌われ者なのか
宮下紘 総額351億円の制裁金 EU一般データ保護規則(GDPR)が2018年5月に適用開始されてから、約2年8カ月の間にEU個人データ保護当局が科した制裁金の総額は約351億円(約2億7250ユーロ)である、という調査結果が明らかにされました(DLA...
岩波新書編集部
2021年5月6日読了時間: 11分
3,731


繰り返される「全国一律」・「表面的」な地域活性化策
宮﨑雅人 「地方創生」の問題点 拙著『地域衰退』で地方創生の問題点について指摘した。その中で、この政策には主として次の点で問題があると述べた。 第1に、人口減少と地域経済縮小の克服を目指すという目標の達成可能性と結果の評価についてである。...
岩波新書編集部
2021年4月30日読了時間: 7分
1,775

「オピニオン」の政治思想史――国家を問い直す
堤林剣・堤林恵 ※現代におけるデモクラシーの危機。それは、世界の大規模な変容の反映である。この危機を生き抜く鍵は、人々が織りなす「オピニオン」なる曖昧な領域と、その調達・馴致の長い歴史にある。――斬新な政治学入門である堤林剣・堤林恵『「オピニオン」の政治思想史――国家を問い...
岩波新書編集部
2021年4月24日読了時間: 11分
2,043


連載 私のコロナ史 第3回 ダイヤモンド・プリンセス号事件の顛末(飯島渉)
「正当にこわがることはなかなかむつかしい」 COVID-19のパンデミックの中で感じるのは、「正当にこわがる」ことは大切だが、なかなか難しいということです。物理学者で随筆家としても著名な寺田寅彦は、浅間山の爆発の際に書いた文章の中で、...
岩波新書編集部
2021年4月15日読了時間: 24分
4,669


「ネイティブみたいに」って何よ?──『英語独習法』を読んで
広瀬友紀(言語学者) 『英語独習法』は、見るからに硬派な本である。「すぐに英語がペラペラ」と謳う類いの教材とは一線を画していると、著者も最初に宣言している。よく読めば、「今井先生どんだけダニエル・クレイグ好き?」と、あの大先生の乙女的な側面にちょっとほっこりできるという特典...
岩波新書編集部
2021年4月10日読了時間: 14分
5,989


『尊厳―その歴史と意味』 著者マイケル・ローゼンとふたりの哲学者の対話(内尾太一)
「議論のない哲学は、ボールのないサッカーみたいなものである。」「哲学を役に立つような形で提示しようとすれば、哲学を実践してみるしかない。」そう語るハーバード大学教授のマイケル・ローゼンが書いたのは、尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書だった。(編集部)...
岩波新書編集部
2021年3月27日読了時間: 15分
3,895


連載 私のコロナ史 第2回 2020年1月、武漢「封城」――史上最大のロックダウン(飯島渉)
「コロナは忖度してくれない」 COVID-19のパンデミックもほぼ1年です。本年1月末、世界の感染者数は1億人を超え(総人口の77人に1人)、亡くなった方も200万人以上にのぼります。感染者数が5000万人を超えたのが昨年11月上旬だったので、倍増にわずか2カ月半しかかかっ...
岩波新書編集部
2021年2月14日読了時間: 24分
2,712


今もいる。見えてない。隠されている。――『ひとり暮しの戦後史』重版に寄せて
西田藍 戦後、ひとりで生きた女性たちの記録。 彼女たちの労働と生活は、透明化されてきた。 本書『ひとり暮しの戦後史』に書かれた女性の人生は多様だ。彼女たちの人生を通じて、まさしく戦後史のB面にふれることができる。その多様な人生において、悲しいかな、経済的に豊かではないという...
岩波新書編集部
2021年2月10日読了時間: 6分
12,096


優しかった独身女性たちの記憶、背景を知り瞠目する――『ひとり暮しの戦後史』重版に寄せて
室井康成(民俗学者) 1.身近な存在だった「ひとり暮し」の独身女性 戦争で夫や恋人を失い、あるいは疎開や戦災・戦後の生活難に振り回されたがために婚期を逸し、その後も「ひとり暮し」を続けざるをえなかった女性たちは、戦後30年を経た段階で約100万人いたとされる。1976年(昭...
岩波新書編集部
2021年1月25日読了時間: 9分
4,673


連載 私のコロナ史 第1回 1年を振り返る試み(飯島渉)
ある日の暮らし 今回から2か月に1回、「1年前に何が起きていたのか」を確かめながら、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の流行を振り返ってみることにします。 この文章を書いているのは2020年11月23日です。日本の感染者は13万人を超え、亡くなった方も昨日(...
岩波新書編集部
2020年12月15日読了時間: 22分
5,873

【動画】在野研究者に聞いてみた! 『在野研究ビギナーズ』×在野に学問ありコラボ企画(新書よりも論文を読め番外編)
今回は、連載「在野に学問あり」と、荒木優太編『在野研究ビギナーズ』(明石書店)のコラボ企画! 【前半】在野研究者に聞いてみた! 『在野研究ビギナーズ』×在野に学問ありコラボ企画(新書よりも論文を読め番外編) https://www.youtube.com/watch?v=x...
岩波新書編集部
2020年8月9日読了時間: 1分
2,132


南陀楼綾繁:『岩波新書解説総目録 1938-2019』をよむ
プロローグ 私が大学2年生だった1988年1月、早大文学部キャンパスにあった生協書籍部に岩波新書の新刊が山積みになっていた。このとき刊行された8冊によって、岩波新書はそれまでの「黄版」から「新赤版」の時代に入ったのだ。 大学に入っても高校以来のサブカル的な読書を引きずってい...
岩波新書編集部
2020年6月13日読了時間: 16分
4,680


山本太郎:いま、岩波三部作を読む意味
新型コロナウイルスの感染拡大にともない、「ウイルスとの共生」を論じた山本太郎さんの岩波新書『感染症と文明』に注目が集まりベストセラーとなりました。そして、6月3日には長らく電子版のみで流通していた『新型インフルエンザ 世界がふるえる日』が復刊します。そこで復刊を記念して、山...
岩波新書編集部
2020年5月31日読了時間: 12分
6,881

白瀬由美香:生活基盤としての医療――イギリスの人々のNHSへの思い
はじめに 3月中旬のことだっただろうか。新型コロナウィルス感染症が拡大し、都市封鎖が進められつつあったヨーロッパでは、夕暮れ時にベランダで歌ったり、楽器を演奏したり、挨拶をしあったりする人々の姿が各地で散発的に報じられていた。イギリスでも、王室メンバーや政治家をはじめ、多く...
岩波新書編集部
2020年5月21日読了時間: 14分
6,317
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