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隠された権力を明るみに出す/前田健太郎
私は、大学で政治学を教えている。その際、いつも最初に解かなければならないのは、「政治とは政治家の権力闘争のことだ」という誤解である。確かに、今日の社会では、国家権力を行使できるのは一握りのエリートにすぎない。しかし、そのエリートたちが行使する権力は、我々の生活に大きな影響を...
岩波新書編集部
2018年9月16日読了時間: 3分
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大学でいちばん大切なこと/與那覇潤
読書や教育について聞かれたとき、激しいうつ状態で休職に至る最中に起きた事件を、いまも思い出す。 学科の最優秀成績者として表彰されたと記憶する学生の、卒業論文が盗用をしていた。濫造された学内雑誌(紀要)の原稿不足もあり、指導教員がぜひにと口説いて掲載した結果、判明した不祥事だ...
岩波新書編集部
2018年9月15日読了時間: 3分
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日本語圏文学の系譜に連なりたい/温又柔
一九九九年。大学一年生だった私は、日々、紙の上に文字を綴っていた。友人宛ての手紙、日記、そして小説らしきもの。 作家になると心に決めていた私は、川村湊氏による創作ゼミにはりきって参加した。先生はゼミ最初の日に、自身の著書『戦後文学を問う―その体験と理念』(岩波新書)を十数名...
岩波新書編集部
2018年9月9日読了時間: 3分
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私たちはいつまで支配されたがるのか/武田砂鉄
コンビニエンスストアは、客の目線に入りやすいところに新商品を並べる。それを買う人も、買わない人も、その陳列がお店からの「買ってほしい!」という強いアピールであることを知っている。わざわざ言うまでもなく、安易には騙されない。...
岩波新書編集部
2018年9月8日読了時間: 3分
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医療のことを学ぶのに最適なロングセラー入門書/津川友介
医療と聞くと難しいものであると思って身構えてしまう人もいるかもしれないが、実は身近なテーマである。多くの人は人生の中で何回も医療と接点を持つことになる。子どもの頃は風邪や中耳炎などで病院にかかった人も多いだろう。妊娠・出産は病院や助産院で行われる。そして年老いてくると身体に...
岩波新書編集部
2018年9月2日読了時間: 3分
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繰り返し発見される日本語に震えよう/橋本麻里
「はじめての」と名指されると、どうしても挙げずにはいられない一冊がある。リービ英雄『英語でよむ万葉集』(岩波新書)だ。一九八二年、リービ英雄による万葉集の英訳は全米図書賞を受賞。本書はここからリービ自身が約五十首を選び、翻訳の過程や発想についてのエッセイを付した。英語を母国...
岩波新書編集部
2018年9月1日読了時間: 3分
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先行掲載 "はじめての新書" から
今年、岩波新書は創刊80年を迎えました。それを機に来る10月1日、PR誌「図書」の臨時増刊号 "はじめての新書" を発行いたします(全国の書店で無料頒布)。 「新書って何?」「新書ってどんな本?」最近、こんなふうに聞かれる機会が増えてきたのを感じます。...
岩波新書編集部
2018年9月1日読了時間: 1分
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森本あんりさん『異端の時代――正統のかたちを求めて』インタビュー
新刊『異端の時代――正統のかたちを求めて』の著者・森本あんりさん(国際基督教大学〔ICU〕学務副学長・同教授)に、新書の隠れた読みどころ、お薦めの読み方をうかがってきました。 * * * ◆本当に書きたかったのは――? ――「異端」「正統」と聞くと宗教的なイメージをもつ人が...
岩波新書編集部
2018年8月24日読了時間: 6分
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在野に学問あり 第1回 荒木優太
記事執筆:山本ぽてと 高価で分厚く重い専門書の読書を支えるには、高いリテラシーと読書に割ける一定の暇と腰が痛くならない椅子が必要だ。しかし、それを手に入れられない者たちには研究にアクセスする資格がないのだろうか。私は断じて否だと思う。通勤しながら、労働しながら、夜風呂に入り...
岩波新書編集部
2018年7月28日読了時間: 17分
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在野に学問あり 第0回 「はじめに」に代えて父への手紙
記事執筆:山本ぽてと お父さんへ お元気ですか。次に手紙を書くときは結婚式の花嫁の手紙だろうと勝手に思っていました。まさか、岩波書店のホームページで書くことになろうとは。本当に人生何があるのかわかりません。 さて、この手紙を書いたのには理由があります。定年退職したらやりたい...
岩波新書編集部
2018年7月28日読了時間: 5分
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新書で歴史を読む 第2回 松沢裕作さん(慶應義塾大学准教授)
「新書で歴史を読む」の第2回は、『自由民権運動――〈デモクラシー〉の夢と挫折』(岩波新書、2016年)を刊行した松沢裕作さん(慶應義塾大学准教授)にご登場いただきます。松沢さんは日本近代史専攻で、近世・近代移行期の村落社会史や史学史を研究されています。『自由民権運動』は、こ...
岩波新書編集部
2018年7月7日読了時間: 12分
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見田宗介さん『現代社会はどこに向かうか』
岩波新書には、社会学者・見田宗介氏の著書が3冊あります。 まずは『現代社会の理論──情報化・消費化社会の現在と未来』1996年刊行。次いで『社会学入門──人間と社会の未来』2006年刊行。いずれも幅広い読者に迎えられ、刊行から時を経た今も変わらずロングセラーとして読まれ続け...
岩波新書編集部
2018年7月2日読了時間: 2分
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編集長を訪ねて 第4回 講談社現代新書編集長 青木肇さん
聞き手:岩波新書編集長 永沼浩一 「編集長を訪ねて」第4回は、講談社現代新書編集部をお訪ねして、編集長の青木肇さんにお話をうかがってきました。書店員さんから「最近、新書が元気ですね」と言われることがあります。なかでも、講談社現代新書の活躍が新書全体を引っ張っているのではとの...
岩波新書編集部
2018年6月10日読了時間: 16分
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竹村彰通さん『データサイエンス入門』インタビュー
今日発売の新刊『データサイエンス入門』の著者であり、滋賀大学データサイエンス学部長を務めている竹村彰通さんにお話をうかがいました。データサイエンスって何? って思ったあなた、まずはこのインタビューから。 * * * ――滋賀大学データサイエンス学部新設から1年ですね。この4...
岩波新書編集部
2018年4月20日読了時間: 4分
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編集長を訪ねて第3回 光文社新書編集長 三宅貴久さん
聞き手:岩波新書編集長 永沼浩一 ©アラン・チャン 「編集長を訪ねて」の第3回です。今回は光文社新書編集部にお邪魔して、編集長の三宅貴久さんにお話をうかがってきました。三宅さんは2001年の創刊からずっと光文社新書の現場で活躍してきた方です。昨年は自ら担当した『バッタを倒し...
岩波新書編集部
2018年4月3日読了時間: 14分
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新書で歴史を読む 第1回 清水克行さん(明治大学教授)
◆庶民生活こそ面白い!──新書で知る中世・近世の民衆たち◆ 清水先生の研究室にて(2018年1月17日) * * * ──「新書」とのはじめての出会いはいつですか? これまで漠然と、高校1年生で読んだ三國一朗さんの『戦中用語集』(岩波新書、1985)だと思い込んでいました。...
岩波新書編集部
2018年3月22日読了時間: 10分
7,727


軽部謙介さん『官僚たちのアベノミクス――異形の経済政策はいかに作られたか』インタビュー
話題の新刊『官僚たちのアベノミクス――異形の経済政策はいかに作られたか』の著者である軽部謙介さんにお話をうかがいました。 * * * 僕たちの仕事は、 きちんと事実を検証し、 チェックし、 読者たちにファクトを届けること ◆達成感半分、反省半分...
岩波新書編集部
2018年3月10日読了時間: 9分
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杉本淑彦さん『ナポレオン――最後の専制君主、最初の近代政治家』インタビュー
杉本淑彦先生のナポレオンについての著作は、『ナポレオン伝説とパリ』(山川出版社)、そしてジェフリー・エリス『ナポレオン帝国』(中山俊と共訳、岩波書店)に続いて3冊目。今回は、ナポレオンその人の、文字通り激動の生涯全体を描きます。...
岩波新書編集部
2018年2月28日読了時間: 9分
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編集長を訪ねて第2回 インターナショナル新書部長 田中伊織さん
聞き手:岩波新書編集長 永沼浩一 「編集長を訪ねて」の第2回です。今回は集英社インターナショナルの「インターナショナル新書」編集部にお邪魔して、田中伊織部長のお話をうかがってきました。インターナショナル新書は、創刊からちょうど1周年を迎えた若い新書です。同じ赤い表紙カバー同...
岩波新書編集部
2018年2月24日読了時間: 12分
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武井弘一さん『茶と琉球人』インタビュー
『茶と琉球人』を刊行した武井弘一さんに話をうかがいました。 * * * ――無事、刊行までたどり着いて、今の心境はいかがですか? なんとか、ほぼ間にあわせることができたというのが、正直な感想です。 本書の「はじめに」と「おわりに」には、戦時中に沖縄から熊本県球磨地方へ疎開し...
岩波新書編集部
2018年2月23日読了時間: 4分
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