このたび、長く読み継がれてきた岩波新書の定番ロングセラーから、選りすぐりの100タイトル(107冊)を初めて電子書籍化します。とくにリクエストの多かった、表紙カバーの色が青色だった青版の時代(1949~77年)、黄色だった黄版の時代(1977~87年)のクラシックス書目を中心に、9月~11月にかけて、3か月連続で一挙配信してまいります。
今回の電子書籍化にあたり、旧字体は新字体に改めました(一部を除く)。リフロー型なので文字の大きさも自在に変えられ、どんなデバイスでも読みやすくなっています。
「温故知新」の名著たち。かつて読んだ方にとっても、今回初めて読む方にとっても、この電子版での読書体験は、新しい気づきと発見をもたらしてくれるかもしれません。
◎9月26日配信開始(30タイトル)
リンク先に各電子書店の選択コーナーがあります。末尾に*印がある書目は、紙版の書籍も販売中です(2019年9月現在)。
『漢の武帝』吉川幸次郎(初版1949年12月)820円+税
『文学入門』桑原武夫(初版1950年5月)740円+税 *
『読書論』小泉信三(初版1950年10月)760円+税 *
『孔 子』貝塚茂樹(初版1951年5月)780円+税 *
『人間と政治』南原 繁(初版1953年5月)780円+税
『日本の近代小説』中村光夫(初版1954年9月)840円+税 *
『平家物語』石母田正(初版1957年11月) 820円+税
『科学の方法』中谷宇吉郎(初版1958年6月)800円+税 *
『数学入門(上)』遠山 啓(初版1959年11月)820円+税 *
(こちらの書目はフィックス型の配信となります)
『数学入門(下)』遠山 啓(初版1960年10月)820円+税 *
(こちらの書目はフィックス型の配信となります)
『歴史とは何か』E・H・カー著/清水幾太郎訳(初版1962年3月)860円+税 *
『マルクス・エンゲルス小伝』大内兵衛(初版1964年12月)780円+税
『社会科学の方法─ヴェーバーとマルクス』大塚久雄(初版1966年9月)820円+税 *
『古事記の世界』西郷信綱(初版1967年9月)820円+税
『漢 字─生い立ちとその背景』白川 静(初版1970年4月)780円+税 *
『現象学』木田 元(初版1970年9月)780円+税 *
『コンプレックス』河合隼雄(初版1971年12月)820円+税 *
『神々の明治維新─神仏分離と廃仏毀釈』安丸良夫(初版1979年11月)780円+税 *
『戦後思想を考える』日高六郎(初版1980年12月)780円+税
『ことばと国家』田中克彦(初版1981年11月)760円+税 *
『翻訳語成立事情』柳父 章(初版1982年4月)780円+税 *
『バナナと日本人─フィリピン農園と食卓のあいだ』鶴見良行(初版1982年8月)820円+税 *
『記号論への招待』池上嘉彦(初版1984年3月)840円+税 *
『外国語上達法』千野栄一(初版1986年1月)780円+税 *
『子どもの宇宙』河合隼雄(初版1987年9月)780円+税 *
『日本語 新版(上)』金田一春彦(初版1988年1月)880円+税 *
『日本語 新版(下)』金田一春彦(初版1988年3月)900円+税 *
『新哲学入門』廣松 渉(初版1988年1月)820円+税 *
『臨床の知とは何か』中村雄二郎(初版1992年1月)820+税 *
◎10月24日配信開始(32タイトル)
『日本文化の問題』西田幾多郎(初版1940年3月)760円+税
『禅と日本文化』鈴木大拙/北川桃雄訳(初版1940年9月)760円+税 *
『二十世紀の音楽』吉田秀和(初版1957年4月)860円+税 *
『フランス革命小史』河野健二(初版1959年5月)780円+税
『ヒロシマ・ノート』大江健三郎(初版1965年6月)720円+税 *
『栽培植物と農耕の起源』中尾佐助(初版1966年1月)780円+税 *
『天 才』宮城音弥(初版1967年2月)780円+税
『ヨーロッパとは何か』増田四郎(初版1967年7月)780円+税 *
『沖縄ノート』大江健三郎(初版1970年9月)780円+税 *
『国家神道』村上重良(初版1970年11月)820円+税 *
『社会認識の歩み』内田義彦(初版1971年9月)780円+税 *
『歴史の進歩とはなにか』市井三郎(初版1971年10月)820円+税
『数学の学び方・教え方』遠山 啓(初版1972年5月)780円+税 *
(こちらの書目はフィックス型の配信となります)
『ことばと文化』鈴木孝夫(初版1973年5月)780円+税 *
『イエスとその時代』荒井 献(初版1974年10月)780円+税 *
『日本語の文法を考える』大野 晋(初版1978年7月)780円+税 *
『折々のうた』大岡 信(初版1980年3月)740円+税 *
『自由民権』色川大吉(初版1981年4月)800円+税 *
『文化人類学への招待』山口昌男(初版1982年9月)900円+税
『生物進化を考える』木村資生(初版1988年4月)900円+税 *
『エビと日本人』村井吉敬(初版1988年4月)820円+税 *
『日本語と外国語』鈴木孝夫(初版1990年1月)860円+税 *
『ハイデガーの思想』木田 元(初版1993年2月)840円+税 *
『日本社会の歴史(上)』網野善彦(初版1997年4月)780円+税 *
『日本社会の歴史(中)』網野善彦(初版1997年7月)780円+税 *
『日本社会の歴史(下)』網野善彦(初版1997年12月)760円+税 *
『思い出袋』鶴見俊輔(初版2010年3月)800円+税 *
◎11月28日配信開始(38タイトル)
『哲学入門』三木 清(初版1940年3月)780円+税 *
『ミケルアンヂェロ』羽仁五郎(初版1939年3月)920円+税 *
『人間以前の社会』今西錦司(初版1951年8月)760円+税
『日本の精神的風土』飯塚浩二(初版1952年2月)820円+税
『日本人の心理』南 博(初版1953年11月)820円+税
『ユダヤ人』J-P. サルトル/安堂信也訳(初版1956年1月)760円+税 *
『ソクラテス』田中美知太郎(初版1957年1月)820円+税 *
『経済を見る眼』都留重人(初版1958年11月)780円+税
『現代論理学入門』沢田允茂(初版1958年5月)820円+税 *
『京 都』林屋辰三郎(初版1962年5月)880円+税 *
『実存主義』松浪信三郎(初版1962年6月)760円+税
『中国の歴史(上)』貝塚茂樹(初版1964年9月)820円+税
『中国の歴史(中)』貝塚茂樹(初版1969年4月)780円+税
『中国の歴史(下)』貝塚茂樹(初版1970年3月)820円+税
『ギリシア神話』高津春繁(初版1965年1月)780円+税
『この世界の片隅で』山代 巴編(初版1965年7月)820円+税 *
『憲法講話』宮沢俊義(初版1967年4月)820円+税
『日本人の法意識』川島武宜(初版1967年5月)780円+税 *
『朱子学と陽明学』島田虔次(初版1967年5月)780円+税 *
『資本論入門』向坂逸郎(初版1967年10月)780円+税
『源氏物語』秋山 虔(初版1968年1月)820円+税
『近代の政治思想─その現実的・理論的諸前提』福田歓一(初版1970年1月)760円+税 *
『魔女狩り』森島恒雄(初版1970年2月)740円+税 *
『人間であること』時実利彦(初版1970年3月)820円+税 *
『日本神話』上田正昭(初版1970年4月)820円+税
『プラトン』斎藤忍随(初版1972年10月)740円+税 *
『水俣病』原田正純(初版1972年11月)840円+税 *
『自動車の社会的費用』宇沢弘文(初版1974年6月)740円+税 *
『相対性理論入門』内山龍雄(初版1973年10月)820円+税
『物理学とは何だろうか(上)』朝永振一郎(初版1979年5月)840円+税 *
(こちらの書目はフィックス型の配信となります)
『物理学とは何だろうか(下)』朝永振一郎(初版1979年11月)840円+税 *
(こちらの書目はフィックス型の配信となります)
『イスラーム哲学の原像』井筒俊彦(初版1980年5月)800円+税 *
『プルトニウムの恐怖』高木仁三郎(初版1981年11月)760円+税 *
『子どもとことば』岡本夏木(初版1982年1月)760円+税 *
『豊かさとは何か』暉峻淑子(初版1989年9月)840円+税 *
『日本列島の誕生』平 朝彦(初版1990年11月)840円+税 *
『昭和天皇の終戦史』吉田 裕(初版1992年12月)860円+税 *
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